最近のX線画像は解像度が良くなりましたが、それでも従来法である二次元投影法で三次元構造を有する人体を撮影した場合、頬、唇、舌、骨、歯などが重なって描出されてしまい、診断に苦慮する場面が多々ありました。
そこで構造物が重複されずに描出されるCTが歯科でも注目されるようになりました。
CTは最初医科の分野で大きく発展しましたが医科用CTで得られる画像は歯科口腔領域には向いておらず解像度も落ちてしまいます。
そこで当院では歯科医療分野の中で最も画像解像度が高いとされる歯科用CT(CBCT)を導入しています。
※歯科用CTでの撮影は保険算定ができます。
3Dボリュームレンダリング(3DVR) | |||||
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★高精細3Dとインプラント治療における正確な距離計測 | |||||
当院の歯科用CTはセンサー能力を最大限に引き出すためにvolumeを細かく分割しています。 volumeをXYZ方向にそれぞれ512分割しておりこのときのスライスピッチは標準モード撮影で147㎛、高解像度モード撮影(ハイレゾ)で101㎛です。 3D画像はリアルタイムで自由に動かすことができるので骨の形態や奥行きを容易に把握できます。 さらにウィンドウレベルを操作することでさまざまな画像を簡単に得ることができます。 またインプラント治療においては下顎管やオトガイ孔、上顎洞下壁までの距離を正確に測定できるので術中も安全に治療をおこなうことができます。 |
XYZ軸断層面(水平断、前頭断、矢状断と3DVR) |
高性能viewer |
前頭断での術前シュミレーション
(直径5㎜被覆長8㎜での想定)
矢状断での術前シュミレーション
(約3㎜程度のソケットリフトが必要)
直径2㎜のガイドドリルで深さ5㎜でドリリング
した後、方向チェッカーを挿入し距離を確認。
(洞底側皮質骨に到達)
人工骨(β-TCP)を用いてソケットリフトを行い
インプラント埋入。(前頭断)
同上。(矢状断)
(直径5㎜被覆長8㎜)
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